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ウェディングドレス
Collection
西洋衣裳

ウェディングドレス
19世紀末 フランス

 18世紀以来、ウエディング・ドレスは、基本的には貴族と資本家階級のものであった。それ以前は、特別な衣裳はなく、結婚式には上等な服を身に着けるだけだった。当時、既婚の女性は、夫の社会階級や財力を示すために、豪華な装飾や贅沢なレースを付けていたが、未婚の女性は華美に飾り付ける事はなく、ウエディング・ドレスはこうした身分の変化を示す象徴となった。又、ウエディング・ドレスといえば「白」という固有のイメージが定着したのは、19世紀のことである。
 当館の衣裳は、アール・ヌーヴォー・スタイル期のもので、ハイネックがウエディング・ドレスの新しいデザインとして現れた。白地サテンの上衣には、真珠の刺繍の施されたレースが重ねられている。スカートは、後ろ中央に深いタックを取り、長いトレーンが扇状の美しいドレープを作っている。

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