1890年頃 フランス
ティーガウンとは1870年代から20世紀初めまで着られたルーズフィットの淡い色のロングガウンである。薄手ウールやシルク仕立てで、前の開きと袖にラッフルやレースを飾ることが多い。夕食前の時間帯に着られたことからこの名がある。従来の部屋着を一層優美にしたもので、社交の場にも通用した。
当館の衣裳は、地紋様の入ったサテンに肩、衿、袖にレースを施し、肩から裾に流れるドレープのトレーンを引いている。袖から裾の内側にはリボンのブレード飾りがある。
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