江戸時代後期 肩衣:丈81.0 裄37.5 袴:丈93.0 肩衣(かたぎぬ)という上衣と、袴を合わせて裃という。裃の袴には、丈の長い長袴と丈の短い半袴がある。長袴を着用する長裃は武家の中礼装として用いられた。一般武士や町家には長袴は無く、半袴を着用する半裃を礼装として用いた。当館所蔵の裃は麻製で、肩衣、半袴それぞれに下がり藤の紋が入っている。