本展で展示する作品は、杉野服飾大学が文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の選定を受けて平成23年から3年間にわたって実施した「ファッション創造における芸術的技法の解析研究」の資料として収集したものです。
1950〜60年代にオートクチュールメゾンとして活躍し、現在するブランドの中からシャネル、ディオール、バレンシアガ、サンローラン、ジバンシィの5社にしぼって、ジャケットを対象として収集し、造形技法の解明を試みました。
今回の展示は、収集したオートクチュール10点、プレタポルテ16点の作品の中から21点を前期、後期の2期に分けて、同じブランドの作品を対比しながら鑑賞していただくようにしています。また、簡単な縫製と技法の解説も行っています。各ブランドの作品を鑑賞いただき、現代ファッションの基本となるオートクチュールからプレタポルテへの技法の転換を確認される一助としていただければ幸いです。
*平成27年4月1日(水)〜8月9日(日)まで、前期展示を開催しておりました。
*後期は展示品を一部入れ替えて行います。
*その他、20世紀初頭のドレスや日本衣装も別フロアにて展示しております。併せてご鑑賞下さい。
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