杉野学園は2005年に創立80周年を迎え、これを機に衣裳博物館分室を開館しました。この分室の開館を記念して「花・華・花-ルーマニアとトルコの民族衣裳と手芸品-」展を2005年7月19日から10月1日まで開催し、衣裳博物館所蔵資料を含むルーマニアとトルコの民族衣裳と手芸品47点を紹介しました。 展覧会会場では、ローマ帝国、オスマントルコ、スラブ系民族などから様々な影響を受けたルーマニアの民族衣裳に見られる幾何学文様や花柄のモチーフ、そして古くから東西の要衝の地として栄えたトルコの金糸や銀糸を用いた伝統的な刺繍など、これらの文化が織り成す優れたエンブロイダリーの世界が広がりました。
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