menu

ロココ・スタイル
Collection
西洋衣裳

ロココ・スタイル
18世紀 フランス

 18世紀の女性はコルセットという下着で胴部を極端に締めつけ、ウエストの細さを強調していた。また、パニエ(paniiers)という両脇に張り出した籠状の下着によりスカートを大きく膨らませるなど、人工的なシルエットが特徴となった。この時代の衣服は宮廷文化の影響を受け、レース、刺繍、リボン飾り、襞飾り、花飾りといった装飾がふんだんに使われ、華やかさをもつ。また、当時はスカートだけでなく髪形も巨大化する傾向があった。髪を高く結い上げ、さらに髪粉(小麦粉)をふりかけて白髪のように仕上げていた。
 当館の衣裳は上衣とスカートの組み合わせとなっている。生地はタフタを用いており、藤の花の模様が織り出されている。代表的なロココ・スタイルとは異なるが、髪形やスカートの膨らみから、当時の雰囲気が感じられる。

360度画像
全方位からの画像とディテールの拡大画像を
ご覧いただけます。
年表 PrevNext
BACK COPYRIGHT(C)2001 SUGINO GAKUEN All Rights Reserved.
杉野学園 お知らせ アクセス 展示 ファッション史年表 コレクション フロアガイド トップページ 当館について