笄
Collection
日本小物

笄

江戸時代末期〜明治時代

 笄は髪飾りの一つで、とくに江戸時代に入ってから使用されるようになった。髪を巻き付け、髷を作る道具であったことから、外に出る両端の部分に特徴がみられる。初期のものは、表面が平らで象牙や漆器を素材としていた。のちに中央が細くなり、杵型となった。端の部分が抜いたり差したりできるように形が変化した。これは、先に髷を結ってから差し込んで使用された。木製で、漆塗りである場合が多い。

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