年代不詳
十二単着用の際の髪形は大垂髪(おおすべらかし)という。この髪形を結う際に用いる道具類を総称して髪上具と呼ぶ。左端は平額といい、髪上げ具の中で2番目に着用する。丸かもじという付け毛の前に立てて着用する。固定には平簪、丸簪、紫の紐を用いる。
右上は平櫛といい、髪上げ具の中でいちばん初めに着用する。丸かもじという付け毛にくくりつけて固定する。
右下中央の平簪は、平額を固定するのに使用する。平額の中央にあいた穴に刺し、丸かもじという付け毛に固定する。丸みのある丸簪は、平額に平簪を刺して固定した後、平額の両端にあいた穴に刺し、固定するのに用いる。
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