江戸時代 丈165.0 裄62.0
黒の絖地に松、梅、鶴、扇が金糸で縫い表されている。扇は開いた末広がりの形から、縁起物としてよく用いられる文様である。裾には3箇所に几帳が配されている。几帳とは、寝殿造りに用いられた間仕切りの一種である。五枚の帳はそれぞれに異なる柄が異なる色で刺繍され、風になびく様子は大変優雅である。
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